TV取材の感想です
12日のニュースEVERYの放送で、
私たちの活動を伝えていただきましたが、
取材に応じた翌日の鈴木さん(仮名)の気持ちをお伝えしたいと思います。
取材担当者さんに出したメールをお読みください。
~前略~
こちらこそ昨日はご足労をおかけいたしました。
せっかく我が家に来ていただいたにもかかわらず、
お構い出来ずに申し訳ありませんでしたが、
インタビューの中で、
『娘さんに対する未来予想図があったのではありませんか。』
娘が発病して4年。
我が家は地獄でした。
明日が見えないという地獄…
親子で生きるのに精一杯、必死でした。十代前半の娘を閉鎖病棟に何度も入院させるのが申し訳なくて、陰ながら何度も
女子学生が元気に通学をしているのを見るたびに、なんでうちの子はこんな風に通えないんだろうと嘆きました。
母である私がくじけたら娘を守ることができなくなってしまうので、心が折れないようにと必死に生きてきました。
そんなことも、娘が亡くなってしまった今は、遠い記憶になってしまいましたが…
元気そうにみえますか?
娘の葬儀告別式と亡くなるまでの4年間のことは、断片的な記憶しか残っていません。
一番鮮明に残っているのは、娘が亡くなる瞬間の出来事です。
あまりにも辛いことがあると人間の防御反応が働いて、記憶をコントロールする力が働くのでしょうか。
時々、あれ? 私、子供産んだっけ?
そういえば、うちに少女が一緒に住んでいたっけ?
などと、今、ひとりであの家にいると、一瞬心によぎることがあります。
はじめから夫はいるけれども、本当は一人で暮らしてたのではないのかしら・・・
混乱しているというか、そういう変な妄想に駆られる時があります。
自分に起こっている出来事なのですが、まるで傍観者のような私がいます。
だからある意味冷静でいられるのでしょう。
~後略~
次は、放送翌日のメールです。
ドキドキしながら拝見しました。
取材 スタッフの皆さんが、地球の片隅にこういう悲しみ背負っている人間がいることを伝えて下さったことに大変感謝をしています。
たしかに親より先に死んでしまったことは、本当に大バカ野郎な娘です。
私があの世に行ったときはきっと親子げんかすることでしょう(笑)
でもね。
娘の葬儀のときに娘のお友達に言われた言葉。。
「まゆみちゃんを生んでくれてありがとう。」
この言葉で救われました。
今も、この言葉を大事に生きていこうと思います。
あんじゅは、参加されてる方々の悲しい場ではあるけれども、一生懸命に生きる言葉をみんなで分かち合っているのだと思います。
これからもまた、よい番組を作られることと期待しております。
時々はこういう母親たちがいたということを思い出してくだされば幸いです。
まゆみとともに陰ながら応援しております。
あんじゅ 鈴木&まゆみ

以上です…
メールの最後に鈴木さんが 『あんじゅ 鈴木』と書いてくださったのを見た時に、とても嬉しかったのです。
あんじゅの一員として活動をしてくださっていること、
あんじゅへの愛や思いが伝わってきました。
他の方も皆、同じように思ってくださっているのが、ありがたくて嬉しいのです。
続きはまた…
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